シアトルの家で感じた「ほっ」と肩の力が抜ける心地よさ。 その秘密は建物に備えられた「全館空調システム」にありました。
シアトルは北海道より北の緯度に位置しており、夏は過ごしやすいのですが他の季節は雨が多く、冬は日照時間が極端に短くなります。 全館空調システムを導入することで、全ての空間の室温を一括管理。 ダイナミックな吹き抜けや大きな窓から景気を楽しむアウトドアリビングもすみずみまで暖かさを維持できます。 家族が集うリビングはもちろん廊下や浴室、トイレ、玄関など、家中どこでも室温が一定です。 わかりやすく説明するとまず、ホテルや総合病院、ショッピングモールを思い浮かべて下さい。 このような多くの人々が利用する施設では全館空調システムが主流です。 そのおかげで、外が暑い日でも寒い日でも施設の中に入れば、どこにいても快適に過ごすことができます。

日本では部屋ごとにエアコンを設置する「個別空調」が主流です。
そのためエアコンを設置していない廊下や浴室、トイレ、玄関などは温度を調整することができません。

冬は部屋を出るときは上着を一枚多めに着る、朝、布団から出たくない、洗面所が寒いからお風呂が面倒くさくなる、高齢者はお風呂場でのヒートショックが心配。夏はエアコンのない場所はむっとした暑さが漂う、湿気やカビも心配。

家の中が「寒い」、「暑い」というのは暮らしの中でストレスを生むものです。

「人がいない空間まで空調をいれるのはもったいない」と思われるかもしれませんが実は、その逆です。
各部屋のエアコンで室温を個別管理するより、全館空調で家中の室温を一定にすることで、光熱費を節約でき、家も良い状態をキープ。
メンテナンス維持費も抑えることができます。