アウトドアリビングに面する開口は道路側で視線の配慮が必要となるが、 道路との2mの高低差に基礎と床の高さをプラスした2m60cmほどの高低差がある事で
道路からの視線を緩和でき、大胆に大きく開くことができた。
外側に面した窓でありながら、中間領域という内側に面している窓で
外を内に感じられる設計となった。
中間領域は、室内空間の開放性を高め生活領域を広げる効果がある。外にでていないときでも、リビングとアウトドアリビングのつながりが広がり感を与える。デッキの隅に植栽などを配置する事で室内に豊かな景観をもたらし、夜には植栽をライトアップする事で昼間とは異なる生活シーンが演出される。
アウトドアリビングを屋根で覆うことで屋内的要素のある中間領域となる。
また、屋根の一部を透明にする事で柔らかな光がアウトドアリビング包み、反射した光が屋内にも心地よく入ってくるよう設計された。 |